特色ある教育活動
せんぼく校は、「みちのくの小京都」ともいわれる仙北市角館町の市街地に、平成28年4月に開校した学校です。平成25年4月に仙北市児童館内に、大曲支援学校の分教室が開設されて以来、本校である大曲支援学校とともに「地域が教室」を合い言葉に地域の様々な資源を活用した取り組みを行ってきました。
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観光資源の活用
仙北市は、角館の武家屋敷や枝垂れ桜などをはじめとし、クニマスの田沢湖や、わらび座劇場のある芸術村などの観光地が多く、さらに、伝統工芸でもある樺細工など、観光関連の産業が豊富な地域です。次のような地域資源を活かしたせんぼく校の取り組みは、観光資源を活かせるせんぼく校ならではの特色といえます。
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高等学校との連携
せんぼく校は、県立角館高等学校(定時制課程)の敷地内に、隣接して設置されています。体育館とグラウンドは共用し、体育館を通って互いの学校に行き来できるようになっています。他県では、小・中学校や高等学校の中に分校や分教室が設置されるなどのケースが多くあるようですが、秋田県ではせんぼく校が唯一のケースです。このことも、せんぼく校の利点として、これから高等学校との連携を進めていきたいと考えています。
- 全国高等学校産業教育フェア(秋田大会)に向けた、作業学習を通した交流
- 合同避難訓練
- 行事等での交流(綱引きなど)
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学校施設設備の整備と活用
新設校のため学校設備は十分整っていますが、開校して間もないことから、校舎内外の環境としては、まだまだ整備して活用できるところが多くあります。予算をかけてプロにお願いすることも一つの方法ですが、せんぼく校では、児童生徒が自分たちの学習する環境を、自分たちの手を使って作っていくことも大切な学習活動と考え、取り組んでいます。